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時計じかけのオレンジ 感想
- 2011/01/11(火) 16:01:56
とりあえず、書いてみました。全然まとまってません。
ネタバレありです。
あくまでも、私自身が感じた事です。
10人見たら、10通りの感想があると思われます。
あらすじは、有名な話でもあるのでカットします。
作品の出来・内容についての云々は
たくさん舞台を見てきたわけではないので、書けないです。
(多少、触れてる感じはありますが・・・^^)
では!・・・( 。・_・。)っ (文章、長いよ~)
開始ベルの後、会場が暗くなる前にバンド演奏が始まる。
大音量のパンクロック・・・
会場が真っ暗になり、激しい光の乱舞
中央から、ドルーグの4人登場、そしてオープニング
強いスポットライトを背負いながらでも、シルエットでアレックスはすぐ分った。
ここからは、WSなどの稽古場取材ででちょっと流れたシーン・・・
そして・・・怒涛の暴力シーンが続く。
老作家夫婦の家を襲撃するシーンは、自分はとても嫌だった。
仲間に裏切られ、刑務所に入れられる。
囚人服に着替える時、生着替えで・・・ほとんど全裸!
後姿だけどお尻まで丸見えで、思わず身を乗り出してガン見!
ものすごく整った体つきは、ホントにホントに美しかった。
刑務所にいるアレックスは、とても可愛い。
早く出所したいが為、大人たちに媚を売ってるように
しゃべり方も、少し甘ったれた感じ・・・
とても面白いしゃべり方をするのだが、よくよく考えると
沖縄弁のようなイントネーションだった。
このあたりは、コミカルで笑いも起こっていた。
矯正治療を受けると2週間で出所できると聞いて、治療を志願する。
治療に向かう時のアレックスは、ニコニコと嬉しそうにルンルンと廊下を歩いていく。
この後、どんな目にあうのか考えもせずに・・・
そして・・・
アレックスが治療を始めた頃から、段々と気分が悪くなっていった。
内容と照明のせいだと思われるが・・・
アレックスに残虐なシーンを、次々見せていくのだが
観客にもアレックスと同じ気分を、味あわせてるとしか思えない。
休憩時間以外は、かなりきつかった・・・
LEDライトのチカチカの映像は、自分にとってはかなりヤバイ!
次回は、照明対策が必要かもしれない。
出所した後のアレックスは、とても素敵なヨーロッパ少年のようで・・・
グレーのハーフコートが、とてもよく似合っていた。
彼を快く受け入れてくれる人は誰もいなく、両親でさえ及び腰・・・
ジョーのキャラは、最高! (笑)
今まで行ってきた暴力を、逆に受けることになるのだが
矯正治療の為反撃できなくなり、ただひたすら暴力を受けるのみに・・・
このあたりは、やはり可哀想になってしまう。
あのビジュアルだからかもしれないけどね。
そして・・・ここから色々あって、ラストになるのだが・・・
ラストでアレックスが、スタンドマイクで歌うシーン
カッコ可愛いアレックスがなんとも魅力的で、思えばあんな旬くんは初めてだ。
今回、旬くんにとって歌って踊るという事は、初めての試みであり
かなり稽古の成果も現れていると思う。
ミュージカルのような舞台をほとんど見たことが無いので、他の作品とは
比較できず、あくまでもファン目線での感想ではあるが・・・
が・・・やはり、まだ発展途上の分野である事は否定できないと思う。
作品はパンクオペラであり、音楽はロック、役柄は非行少年とくれば
本格的なミュージカルではないのだから、多少グダグダでも、構わないだろう。
歌は十分聞かせてくれたし、踊りも大丈夫だったと思う。
劇団四季や宝塚のような演出だったら、逆に気持ち悪いかも (笑)
そして、今回ビックリさせられたのは、武田真治さんの演技と歌の上手さ・・・
旬くん以外は一人何役もこなしていたが、武田さんに関しては
とても、秀逸であったと言いたい。めちゃイケなどのバラエティーでしか
見た事が無かったので、本格的な舞台演技を見たのは初めてだったが・・・
もちろん、鋼太郎さんや緑子さん、他のキャストたちも素晴らしかった。
若手も頑張っていたが、キャリアの差は仕方がないかと・・・
さて・・・
更生したアレックスのラストには・・・違和感を感じた。
あれだけ傍若無人に振る舞い、悪を楽しみ人を人とも思わないヤツが
憑き物が取れたように、過去の出来事は若気の至りと言わんばかりに
普通に笑い、普通に女性に愛を語る・・・
そんなに簡単に変われるものなのだろうか?
過去の犯罪において、被害者への贖罪の気持ちは無いのか?
前半の凶悪なアレックスが、ラストはあのように変ってしまい
そのギャップに戸惑ってしまった。
色々と考えて、とりあえず出た一つの結論は・・・
凶悪なアレックスも更生したアレックスも、まだまだ無邪気な子供だと言う事。
どちらのアレックスも、子供らしく(笑)自分の事しか考えていない。
傍若無人な振る舞いも、アレックスにとってはただのゲーム。
おもちゃで遊ぶ子供なのだ。
だから暴力にも簡単に飽きて、別な事(恋愛とか)に夢中になれる。
そんなアレックスだから、過去の犯罪への罪の意識など無く
楽しそうに現在の自分を謳歌できるのであろう。
まぁ・・・
そんな風に思わなければ、あのギャップには納得できないわけで・・・ (笑)
1ヵ月後、再びアレックスに逢いに行くのだが・・・
その時には、また違った目線で彼を見ることが出来ることだろうし
今は、それがとても楽しみだ。
そして、自己解決した違和感に対しても、別の見え方が出てくるかもしれない。
この舞台は、今後どのように進化していくのであろうか?
そして、小栗旬はいったいどこまで登りつめて行くのだろうか・・・
赤坂actシアター 2011年1月8日 マチネ
ここまで、読んでくださった方々
長々と、ありがとうございます。
感じ方は人それぞれでありますので・・・
生意気な表現がありましたらば、ご容赦くださいませ。
最後に、2つ要望が・・・
パンフレットに歌詞がいくつか載っていますが
アレックスの最後のソロの歌詞、載せて欲しかったです~
そして・・・出ないかもしれないけど
やっぱり、DVD化してくださ~い! (*」>д<)」<<<
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この記事に対するコメント
興奮しました!
こんにちは、感想ありがとうございます、楽しく読ませて
いただきました。
ある程度内容を把握してから見たい派なので、すごく参考になりました。
私の参戦は今週末で、実はDVDを見てから行こうかまだ迷って
いるのですが、konkonさんはご覧になりましたか?
冒頭の表現から興奮してしまいました、情景が思い浮かぶようです。
ちょっと勘違いしていたのですが、やはりこれはパンクオペラ
なんですよね、あとロックもありですか、
DVDのイメージ(まだ見ていませんが)がクラシックだったので、
舞台もちょっとクラシックを使ってくれると嬉しかったのですが…
でも、パンクやロックでコミカルにしたほうがいいんでしょうね。
生着替え、大興奮ですね~!!
沖縄弁のような話し方というのも気になります。
私もLEDライトのようなチカチカは苦手です、ちょっと気をつけようと
思います笑
武田さんは、一昔前はよくドラマなんかに出てて、結構好きでした、
今はめちゃイケのイメージが強いですね。
演技がよいと聞き、楽しみです。
そしてラストの部分、konkkonさんのおっしゃること、よくわかります。
私も同じことを思うと思います。
映画のほうの感想は賛否両論でして、(自分自身見てないので
上手く説明できなくてすみません)、
もともと感情移入するような話ではないし、感情移入できなくても、
面白かったとか、よかったって思う人もいるみたいです、
この舞台もそうまとめられているかはずっと気になっていました、
しっかり見てこようと思います。
仙台公演の頃にはまたちょっと違ったアレックスになっているかも
しれませんね、その時も感想も楽しみにしていますね。
すごーい!
こんばんは♪
konkonさん、すごい!!
感想を書こうと思ったけど、言葉が出てこない私・・・(-_-;)
konkonさんの感想を読んで、うんうん頷きました^^
ミュージカルっぽいのって殆ど見たことないから、
(これはパンクオペラだけど)
オレンジはすっごく新鮮な舞台でした。
バイオレンスとか実はすっごく苦手なんだけど、
残虐なシーンで軽快な音楽だったり演技がコミカルだったり、
映像とは違う舞台のツクリモノっぽいカンジ(?)の
お陰でちゃんと見ることが出来ました。
とは言え、目をそらしたくなる場面もあったけど・・・。
どこでどうなってアレックスが更生したのか、私も理解が出来ないです。
あれは、大人になって更生したって事?
18って言ってたけど、たった2,3年であんなに残虐だった少年が
普通になれるもの?
そこにいたったプロセスがまったく見えなくて、
頭の中が???になりました。
原作も読めば何か見えてくるのかな??
私はもうアレックスには会えないので(たぶん)
1か月後のkonkonさんの感想を
また楽しみにしています。
いきなり更生してるアレックスには置いてかれたけど、
歌って踊る小栗くんはカッコ良かった~♡
(あんな姿が見れる日が来るとは・・・感無量)
ななさんへ
長々とまとまりの無い文章なのに、読んでくださって
ありがとうございました。<(_ _)>
私は映画の方は、まだ見ていません。一応買ってはあるのですが
なんか、見ないほうがいいかもと思って・・・
原作も最近買いました。ちょこっと眺めた程度です。
ウィキペディアで、あらすじだけチェックしたぐらいですねぇ
クラッシックの曲もパンクロック風にアレンジされていたと思いますが
あっという間に流れていくので、定かではありません。(o´ェ`o)ゞ
あちこちの感想を読んでみると、やはり賛否両論ですね。
かなり辛口もありますが、物凄く絶賛しているのもあります。
自分の感じた事が、一番正しいのでは?と思いますよ。
rikoさんへ
ダラダラと長い文章なのに・・・(^_^;)
読んでくれてありがとうございました。
アレックスが何故、あんなに傍若無人なのか
どこにも描かれてはいないようなので、想像するしかないのでしょうね。
原作は・・・ナッドサットだらけで、読みにくそうです。
まだ、ちゃんと読んでませんが・・・
ラストだけ読みました。舞台と、ちょっと違うんですよね。
確かに、自分はもう大人になったのだからという感じですが
恋人に愛を語るようなシーンは、無いんです。
アレックスの想像の中に幸せな家庭というものが
出てきますけど・・・
余計に、頭がこんがらがってきますよ~(笑)
前半のバイオレンスはともかく、後半からの旬くんのビジュアルや
歌って踊ったり、スタンドマイクのパフォーマンスなどは
ファンとしては、大きな収穫だったと思いますよね~
ホント、旬くん カッコいい~