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悪そうで利口でセクシュアルで・・・上手いですよ 芝居

  • 2016/05/15(日) 16:06:13

5月12日、演出家の蜷川幸雄さんがお亡くなりになりました。

その日の夕方のニュースで知った時、驚きのあまり絶句してしまいました。

このタイトルは、今朝のシューイチを見ていたら蜷川さんの特集をやっていて
カリギュラの囲み取材の時、蜷川さんが旬くんについて言って下さった言葉です。
切なくも嬉しい言葉でしたので、引用させていただきました。

ずいぶん前からあちこちに病気を抱えていらっしゃった方でしたが
精力的にお仕事をされている姿をテレビで見ると
どんな体力と気力の持ち主なんだろうと思っていました。

昨年倒れた後、車椅子に酸素のチューブを付けた姿を見て
この方は大丈夫なのか?なんでそこまで出来るの?と
ただ驚くばかりでした。

私が蜷川さんと旬くんが組んだ舞台を生で見たのは
「ムサシ」だけでした。
なかなか舞台を見に行くというのが難しいということもあり
旬くんのファンになってから2~3後のことです。

この次、蜷川シェイクスピアに旬くんが出る時は
どんなに体調が悪くても、会場で倒れても(笑)絶対に行ってやるぞ!
と、心に誓っていたものですが・・・
儚い夢となってしまいました。

今年の秋に、旬くん自身も切望していた蜷川さんとの舞台が
上演される予定だったと聞いて、物凄く悔しくてなりません。
旬くんのやるせない気持ちを思いやると切なくて涙が滲んできます。

ムサシから7年・・・本当に長かったです。
そこまで間が開いた事については、私には知る由もありません。
色んな大人の事情があったのかも知れませんが・・・
私はただ単に、スケジュールが合わなかっただけと思いたいです。

秋に予定されていた作品は、ハムレットだったと言われています。
蜷川さんが、この作品についてどこまで演出プランを立てていたかは
分かりませんが・・・
もし、台本が出来ていて演出の内容も決まっていたのなら
なんとか上演という方向に進んでいって欲しいのです。
蜷川さんはもういらっしゃらないけれど・・・
残ったカンパニーのスタッフの方々とキャストの方々とで
蜷川さんの遺志を継いで、作品を完成させてやって欲しいのです。

きっと、スタッフ、キャスト、ファンの全てが心のどこかで
望んでいる事ではないでしょうか?

演出家が変われば、もう蜷川シェイクスピアでは無くなるのでしょうが
蜷川さんを追悼する意味も込めて、この作品の上演を取り止めてしまうなんて
絶対にして欲しくはないのです。
蜷川さんが稽古場で激を飛ばさなくても、絶対にそこに居てくれる筈だから・・・

間違いの喜劇をテレビ中継で見て以来、旬くんの魅力に
どっぷりと嵌ってしまい、今に至るわけですが・・・
蜷川さんが旬くんを見出して下さらなければ
今ほど旬くんを追っていたかどうか分かりませんでした。

これほどまで愛すべき役者さんの存在を知らしめて下さり
本当にありがとうございました。
私の生活の心の糧となっております。

蜷川さんの舞台で旬くんが出演していないものは
全然見ていないので、偉そうな事は言えないのですけどね。

どうぞ、これからはあの空の上で、先にいらっしゃった方々と
また新しいお仕事に取り組んでくださいませ。
そして、時々は下の世界を覗きながら
「おい、何やってんだよ!」と、激を飛ばしてくだされば
もっと良いものを作ろうと、皆は頑張ってくださる事でしょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。





信長協奏曲、観ました。

  • 2016/02/23(火) 17:06:26

先週の17日にやっと信長協奏曲を観て来ました。
ちょうど姑も息子たちも出掛けるということで
私も自由な時間を頂きました。
レディスデイということもあって、少々お安く観れたのもラッキーでした(笑)

フロントでは信コンのパンフレット以外のグッズは何一つ売ってなくて
ちょっとがっかりしましたが、パンフレットの通販ページを見たら
それほど欲しいものも無いかなと・・・(笑)

パンフレットは最初に購入しましたが、映画が終わるまでは
ページを開く事はしませんでした。
ネタバレが嫌だったのもありますが、見なくて正解でした。
1ページ目にしっかりとネタバレありって書かれてるし~
最後のページの写真も見なくて良かった~って思いましたもの。


さてさて・・・

ここからは感想を少々書かせていただきますが
ネタバレもあるかもなので、まだ映画を見ていない方は
お気をつけください。
思いつきのまま書きますので、ストーリーの流れには
沿えませんのでご了承くださいませ。




連ドラの信コンは、面白いことは面白かったのですが
なんか、ちょっとピンとこないところもあり、ながら見だったんですよね。
(あ、そうそう・・・私の入院中に始まったんでした。)
11話の中に1551年から1573年位の時間が凝縮されてるのに
(パンフの年表を参考)
サブローの人としての大きな成長を感じることが無く
それこそ最終回の長政くんとの戦いの頃からやっと
大人になってきたなと・・・

映画では、1576年安土城築城から1582年本能寺の変
そしてそれから・・・と、話は流れていきます。

サブロー信長は、ドラマ版からちゃんと成長してて
信長としての自覚もありつつ、帰蝶とのやり取りは可愛いくて・・・
この2人は中学生か?もしかしてまだプラトニックのままか?と
思わず微笑んでしまう仲でした。

戦でのサブローの身のこなしは軽やかで
青いマントを翻し、ストレートにした前髪をなびかせて
先頭をきって駆けていくその姿に惚れ惚れしました。
殺しあう世界を無くしたいと一番に思っているはずなのに
そのために人を殺さなくちゃいけない。
その切ない思いも、サブローのまなざしから
痛いほど伝わってきます。

そして、自分が近いうちに死を迎えると言うことを知って
思い悩むサブローですが・・・
生き続けることを決心して、帰蝶と結婚式を挙げることにします。
戦国時代の女として生まれ育った帰蝶は
全ての事に覚悟を持って生きてきたのでしょうね。
サブローと結婚式を挙げることを本当に嬉しそうに
喜んでいるのが、逆に切なくも感じました。

ミッチーもドラマ版では、冷たいイメージがあったり
明智光秀と名乗りサブローのそばで支えようとしたけど
嫉妬心と秀吉の入れ知恵で、サブローから信長の立場を
取り返そうとしていましたね。
映画では、もっと人間らしいところが描かれています。
小さい頃から身体が弱く心も弱いため、父親から認められず
戦で無理に村を焼き討ちにしてしまい、秀吉から怨みを買うことに・・・
ただただ弱い人だったのでしょうね。
子供の頃からずっといじけて大きくなったのだと思います。
秀吉からサブローを殺すように言われてその気になってたけど
結局、殺すことはしたくないと言うのですが、時既に遅しで・・・
秀吉に脅されて言うがままにせざるを得ない状況になります。

山田君の秀吉は、復讐のためだけに生きてきて
本当にそれ以外の感情は皆無で冷徹な人間を
すばらしく上手く演じていました。
家臣とともに笑顔のシーンもあったのですが
目は笑っていないんですよね。

クライマックスの本能寺の変。

サブローを助けようとするミッチーとサブローのやりとりは
最後にミッチーの優しさを見せてくれました。
弱い人間なりにも最後のプライドを掛けて
守りたいものを守ろうとしたところは感動しました。

そして、秀吉とミッチーの対決。

秀吉にかなわないミッチーは、あっけなく殺されますが
秀吉の表情に思いっきり鳥肌立ちましたよ~!
あんなに無表情でミッチーを惨殺しちゃうんですから・・・
さすが、山田くんですね。


映画版での脇の役者たちは、とても良いバランスでした。
やはりサブローとミッチーを核に、帰蝶と秀吉のそれぞれの絡みを
邪魔すること無くうまく盛り上げてくれてたと思いますね。


サブローと帰蝶との最後のシーンは、胸アツでした。
が、泣くほどではありませんでした。
私の感情がドライなのかもしれませんが・・・
個人的にはサブローとミッチーのやり取りのほうに
気持ちが持っていかれてたのかもしれません。

ラストは大体予想に近かったですね~
タイムスリップものは、帰るか帰らないかの2択ですからね。
帰蝶のメッセージには、びっくりでした(笑)
ちょっとだけ、「JIN」のラストが浮かびました。
もっとも、あちらはお手紙でしたけどね。

帰ってからどれくらいの時間が経ったシーンなのでしょうか?
壁にはスーツが掛けてあったし、アパートには全てが揃ってて
普通に暮らしている感じでしたね。

テレビのニュースで流れたシーンは個人的にはツボでしたよ。
あら、あなたもいたの?って・・・(笑)

その後のサブローはどんな風に生きていくのでしょうね?
最後のシーンのサブローは、アラフィフなのにとても若々しい男性でした(笑)
Blu-rayが出たら、細かい部分をじっくり見直したいです。



長々と失礼しました。
何日かに分けてボチボチ書いてたので
文章に繋がりがなく、読み辛いかもしれませんね!



さてさて・・・
プリッツとホンダH研の新CMも流れはじめましたね。
確保にちょっと忙しくなりそうです。

イトーヨーカドーでプリッツのキャンペーンで
旬くんとネコちゃんのクリアファイルを配ってるとこが
あるらしいので、探してみてくださいね。




メリークリスマス🎄 ※追加・訂正あります

  • 2015/12/25(金) 10:07:35

わりと穏やかな12月ですね。
どんなクリスマスをお過ごしですか?

今年は家族の都合でクリスマス会は20日に済ませました。
例年はパスタやシチューやフライドチキンと定番のメニューなのですが
今年は塩釜仲卸市場でバチマグロの中落ちを買ってきて
丼にして食べました。
サラダも和風に、スープはニラ玉にしてみました。

ちょっとメニューを変えてみるのも楽しいものですね。



さてさて・・・

信コン公開まであとわずかになりました。
雑誌や番宣の情報もたくさん出てきてます。

家族に乾杯の旬くんはとても自然体で、ほんわかな気持ちになりました。
優しい表情が素敵でしたね。
今の旬くんだからこそなのかなかと思います。

※先日、あ・かにし君のインスタグラムにツーショット写真がアップされましたが
とても同じ人とは思えないビジュアルでした。
ガラ悪いし汚ならしく見えるし・・・
プライベートなファッションなのでしょうけどねえ ┐(´д`)┌

この2人、何繋がりなんでしょうね?
相手の奥様とはよく仕事してたし、奥様同士も仲良いからね~


お話戻します(笑)

12月の雑誌掲載情報です。

Men's JOKER WATCH (12月2日)
InRed (12月7日)
Marisol (12月7日) ←NEW!
CINEMA SQUARE (12月12日)
月刊TVガイド (12月17日)
ピクトアップ (12月18日)
J Movie Magazine (12月18日)
LEONET TIMES (12月20日) ※フリーペーパー
TSUTAYA CLUB MAGAZINE (12月20日) ※フリーペーパー
FLIX (12月21日) ←NEW!
Cheek (12月22日)
CanCam (12月22日)
デジモノステーション (12月25日)
MORE (12月26日)
CLASSY. (12月26日)


1月の雑誌掲載情報です。

TVstation (1月4日)
AneCan (1月7日)
steady. (1月7日)
ESSE (1月7日)
S Cawaii! (1月7日)
Men's JOKER (1月9日)
+act. (1月12日)
ar (1月12日)
美人百花 (1月12日)
BAILA (1月12日)
ゲッサン (1月12日)
Cinema★Cinema (1月12日)
日本映画navi (1月12日)
美ST (1月16日)
non-no (1月20日)
mina (1月20日)
Clubism (1月20日)
美的 (1月23日)
SPRiNG (1月23日)
SODA (1月23日)


テレビ情報です。
地域によって放送日が違ったり無かったりするので
テレビ欄の確認をお願いします。
時間は載せてませんので、スミマセンが調べてください。

12/31 ぐるナイ、おもしろ荘
1/1 アラおめニュース(深夜) ←1/2かも?
1/3 VS嵐
1/3~ 日本映画専門ch(cs) 小栗旬特集
    →日本映画専門チャンネル 24時間まるごと小栗旬
1/9 めちゃイケ
1/13 おじゃマップ ←もしかしたら、この日じゃないかも?
1/14 とんねるずのみなおか
1/18 キスマイブサイク
1/20 TOKIOカケル

その他にキンキのブンブブーン、とんねるずのみなおかの食わず嫌いがあるらしく
連ドラマではテレ東系の東京センチメンタルが始まります。

信コンの完成披露試写会が1/7、公開舞台挨拶か1/23なので
その後はWSを要チェックですね。

番宣番組はざっくり書きましたので、間違いや変更があったら
訂正します。
他にご存知でしたら教えて頂けたら嬉しいです。

ではでは・・・
ちょっと早いけど、良いお年をお迎え下さい。


11月が終わってしまう~Σ(゚ω゚lll)

  • 2015/11/30(月) 23:12:43

ご無沙汰してました。
月いちブログだなんて言っておいて、ずいぶん間が空いてました。

旬くん事も色々あったのに、全然アップもせずスミマセン。

味の素やほんだし、漢方胃腸薬の新CM流れてますね。
とりあえず動画です(@^▽^@)

   大正漢方胃腸薬CM

   ほんだしのCM

   ザ・チャーハンのCM

   味の素 たまごかけごはんのCM

どれもすっきりシュッとした素敵な旬くんですね。



コウノドリ、見てますか?
私は旬くんの出た回はしっかり見ましたが
他の回はながら見です。
けっして面白くないわけではなく、たまたま用事があったりで(笑)

とても良い作品だと思っています。
見れば泣いてしまいますし、心にじんわりと染みてきます。
見る人によって感じ方が違うのかもしれませんね。
実際、辛口の意見も目にしました。
だから何?何を伝えたいの?と・・・

たぶん、私個人の勝手な解釈ですが・・・
伝えたいことはちゃんとあると思うのですが
それをそのまま、はいって手渡すのではなく
見る人それぞれが何かを感じ取って考えて欲しいと
そんな風に制作しているのではないかと思いました。

まあ、ちょこちょこ突っ込みどころはあるようですが・・・

月刊のテレビ誌には、9話と10話の出演者に旬くんの名前がありました。
どんな関わりがあるのでしょうね。
前回出た時のコウノトリ先生の「父親かぁ」の台詞が
キーワードなんじゃないかと思っているんですけどね!

   コウノドリ公式サイト



それから、新しいお仕事が発表になりましたね。
REDの時に大友監督からお花が届いていたので
絶対に一緒の仕事があるはずと思っていたら、やっぱりでした。

ロケ地のギャラリーが大騒ぎしたとかなんとかで
週刊誌に載ってしまったので、たぶん予定より早く発表したのかなと
勝手に思っているわけですが・・・
公式サイトもちゃんと出来ているので、どうなんでしょうね~

    ミュージアム公式サイト

    FILMAGA 禁断の実写化!映像化権の争奪戦が繰り広げられた小栗旬主演作『ミュージアム』とは?

    ミュージアム 無料ためし読み

超戦慄サイコスリラーなんですって~(lll゚ω゚)(゚ω゚lll)
ホラーやスプラッターは苦手なんですけど、これはどうなんでしょうね?
あまりにも血みどろなやつは、勘弁して欲しいんですけどね。



テレビ番組情報は12/14と12/21にNHKの
「家族に乾杯」に出演します。
ロケ中の目撃情報や盗撮がツイッターに拡散していました。

     家族に乾杯 前編

     家族に乾杯 後編

こういう番組に出演するのは珍しいので、とても楽しみですね。

それから未確認情報ですが、12/17頃?の「アブナイ夜会」にも
出演するらしいです。

今は撮影も掛け持ちのようですが、だんだんと
信コンの番宣でテレビ出演も増えてくるかなあと期待しています。

これから寒さも厳しくなってくるでしょうが
旬くんを見てほっこり温まりたいですね。

風邪などひかぬように、お気をつけくださいませ。





個人的話での追記です。↓

続きを読む

赤の記憶

  • 2015/10/13(火) 16:41:00

10月も半ばになり、すっかり秋になりましたね。
ついこの間までは暑さでバテバテでしたが・・・
病院に行くとインフルエンザ予防接種の
お知らせが貼ってあったりして、冬も近いのかなあって感じました。

さてさて・・・

9月26日、REDの観劇に行ってまいりました。
今回お二人の旬友さんにお会いしました。
おかげ様で道に迷う事も無く、劇場に辿り着く事が出来ました。
それともう一人の方には、観劇日じゃないにもかかわらず
あちこち案内していただきました。

ウロボロスのイクオとタッちゃんが落ち合うバー
  (コンラッド東京のトゥエンティエイト)
花男の類のベンチ
  (神宮外苑銀杏並木)
リチプアで真琴と朝比奈が会ったレストラン
  (神宮外苑入り口、名前忘れました・・・^^;)
ウロボロスでタッちゃんが店の女の子の親の殺人犯を告げたカフェ
  (代々木上原のファイアーキングカフェ)

長男には「聖地巡礼だね」と笑われました。(@^▽^@)

すっかり舞い上がってしまってアワアワ状態の私でしたが
体調を優しく気遣っていただき、本当に感謝します。
ありがとうございました。本当に楽しい1日でした。

それから、こちらの不手際でお会い出来なかった方へ
本当にすみませんでした。
前もってご連絡差し上げておけばよかったのにと反省しております。

タブレット端末で写真をいくつか撮影したのですが、サイズが調節できず
今はアップできない状態です。すみません。(。-人-。)

会場に着きまして、お花はふたつみっつだけで立て札だけが
壁際に立てかけてありました。
ちょっとだけしかお仕事をしたことの無い監督さんからのお花があって
それがすご~く気になってます。

男子トイレの前で古田新太さんとばったり会って
びっくりポンでした。
ものすっごく派手なシャツとパンツ、雪駄を引きずりながら歩いてました。

私の座席は前から6番目の1番端っこでしたが
会場が狭いので、まったく問題なく見ることが出来ました。
座席にクッションが付いてて、これまたびっくりポン!




さて・・・
REDの感想なのですが・・・

日にちもかなり過ぎてしまっているし、歳のせいもあって
台詞なんてすっかり忘れてしまっています。
それでなくても、膨大な台詞の数々・・・
ストーリーを追うので精一杯でした。
ストーリー自体はシンプルなものです。
レストランの壁画を描くことを請け負ったロスコが
ケンという助手を雇い、2人で絵を仕上げていくのですが・・・
結末は・・・

美術や哲学、クラッシック音楽について勉強していたのなら
すごくすごく奥の深い内容で、感動も2倍3倍となったことでしょうね。

でも、2人のパワーの凄さや舞台に対する熱い思いは
こんな私にも伝わってきました。
芸術について論じ合う2人は、そのまま演劇についての思いも
語っているかのようでした。

ロスコの芸術論や哲学の話はちんぷんかんぷんですけど・・・
ロスコの助手になりたての、あまり芸術について勉強をしていない
ケンについては、なんとなく分かるような気がしました。

この舞台を見て思ったのは、芸術に詳しい人ならロスコ目線で
あまり詳しくないならケン目線で見えてくるのかなあと・・・

最初はロスコの芸術論に口出しも出来ず、戸惑っていたケンも
段々と世間話からロスコと会話が出来るようになっていきます。
ケンも影で色々勉強をしている様子が2人の会話から伝わってきます。
ケンが芸術について詳しくなっていくところが
時間の経過を表しているのかなと思いました。

この作品には、たくさんの相反する事が描かれているように感じました。
赤と黒、光と影、クラッシクとジャズ、師匠と弟子、父と息子、
新と旧、老いと若さ、生と死・・・

ロスコのシーグラム壁画の赤と黒が何を描いているのかは
まったく分かりませんが・・・
私には、どこかへ通じる扉や窓に見えました。
ここではない違う別の世界。

ロスコは自分の作品にプライドを持っていたのでしょう。
若く新しい芸術が台頭してきても頑固に認めない。
自分の絵は芸術なのにお金と引き換えに
インテリアになってしまうことへのジレンマ。

ロスコの絵を愛しながらも新しい芸術の道へ行くべきかと
ケンは悩んでいたのかもしれません。

それでもせっせとロスコの助手を続けます。
自分の描いた絵を見てもらいたくて
ロスコの顔色を伺っているところは、可愛かったです。
結局、ロスコの機嫌を損ねて見てもらうことは出来ませんでした。

芸術論で言い負かされていたケンが、最後にロスコを論破してしまいます。

(あ~、それは言っちゃいけない言葉・・・)
心の中で私は呟いていました。

その言葉でロスコは決断をしたのでしょう。
フォーシーズンズの壁画の仕事は断ってしまいます。
自分の絵は商業絵画ではなく、見たい人だけに
見てもらえればいいということなのでしょうか?
そして、ケンをクビにします。

クビだ!とか出て行け!とかの言葉はケンへの自分からの
卒業を示しているのだと思います。

塞いだ窓の隙間から入り込む光を指差して
お前の行く道はあそこだと、お前はお前の仲間の元へ行けと・・・
ケンを外の世界へ行くように促します。

2人のREDはそれぞれ違っています。
ケンの赤は朝日
ロスコの赤は・・・沈み行く太陽とやがて訪れる漆黒の闇・・・

そうそう、2人でキャンバスに赤の絵の具で
下地を塗りまくるシーンがありましたが・・・
ここは圧巻でしたね。
ひたすら、赤を塗りまくる。

きっと、毎回ちがう塗り方をしていたのかもしれないですね。

どの位アドリブが入っていたのかは分かりませんが
多分、その日その日の気分で動きも変わっていたのかもしれないと感じました。

舞台が終わった後は身体が震えていて・・・
なんか、呆然としてしまって・・・
ものが考えられないというか、ちょっと自分でも変な状態になってしまいました。
出来ることならば、もう一度見たかったと思う作品でした。

内容の全てが分かっている訳ではないのに、とにかく感動したし
本当に素晴らしいと感じました。


本当にざっくりとした感想しか書けませんが
読んでくださってありがとうございました。

もっと詳しく感想を書いてくださっている方も沢山いますので
読み比べていただければと思います。
  (私の文章がしょぼいって分かっちゃいますね?)


旬くんの次の仕事の情報が無くて寂しいですけど
なんか、ゲスト出演っぽいお仕事の撮影が
目撃されているらしいです。
見間違いでなければいいなと(笑)

私はひそかに、朝ドラで毎朝お目に掛かれたら良いのにとか
また大河で凛々しい武将の姿が見たいとか
(信コンはあまり凛々しくない^^)
海軍の白い軍服姿が見たいとか思います。
あ、間の良さを生かしてまたラブコメとかもいいですね~
そろそろシェイクスピアもお願いしたいし・・・

想いは尽きないものですね~ププッ(〃゚ω゚〃)oO○